【主旨】
“科学”のイメージを想起しやすい直線のラインによって、“自然”の産物である火山をなだらかな曲線で表現する。直線を傾けながらずらしていくことで曲線が自動的に浮かび上がるようなデザイン(HPシェル構造)とし恣意的ではない曲線美を生み出す。これによって、相反するものと思われがちな科学と自然が互いに共存するような関係を表現している。

また、シンボルマーク上部の色を白に変えることで、噴き出るマグマのエネルギーがひょっこり顔を覗かせるようにしている。その結果、マーク全体に抜けを与えアイキャッチとして機能するようにしただけでなく、固さの中に軽快なイメージも与えることを意図している。

ad,d  : 高上旭